中学入試と英語

英語を中学入試に取り入れる学校が増えています。

今年首都圏では32校もの私立中学校が、英語を入試科目に取り入れました。ある学校では、英検3級レベル(現在の中学卒業程度)の記述問題も出され、英作文も出た、ということですから、驚くような時代の変化を感じます。

また、ジャシュア先生の新しい生徒の中にも、名門私立中学(女子校)が最近英検準2級保持者を優遇するという制度ができたので、これから英検4級に挑戦する小学校2年生の女の子もいます。4級の次は、頑張って3級を目指すのだそうです。また、ある私立中高一貫校では、英検3級を持っていれば、一般入試(中学入学試験)の英語・数学・国語のうち英語が免除になる、という制度があり、そのために英検3級を目指している生徒もいます。

このような時代の変化に、私たちはどのように対応したら良いのでしょうか? 小さいうちからお子さまを英語「塾」に通わせて勉強させた方が良いのでしょうか? 毎日毎日、英語のワークシートをやらせた方が良いのでしょうか?

英語は「言語」です。それなのに「ことば」のやり取りのない英語学習に、ちょっと違和感を感じてしまうのは私だけではないのではないでしょうか。

ジャシュア先生に授業を受けている生徒さんを見ると、本当に嬉しそうに英語に「触れて」「楽しんで」います。授業としては、ビデオにあるような内容をしています。

どうでしょう、あのビデオのジャシュア先生の会話を、お子さまといっしょに、後について真似をして言ってみては如何でしょうか? 聞き取れる部分だけで十分ですから。そして、口に出して言える英語(「フレーズ」と言います)の数を、少しずつ増やしてみて下さい。次に、お子さまと、その言葉を使って、簡単な会話をしてみて下さい。その方が、お子さまに毎日英語のワークシート(紙の勉強)をさせるより本当の英語力を身につけさせることができるのではないでしょうか?その理由をこれから書きましょう。

英語の真の習得のためには「会話」が必要です。すなわち、話して、聞いて、また話しかける、という行為です。そうする事で、お子さまの言語中枢が刺激され、日本語に加え英語も理解できる脳になるからです。会話をするためには、誰か「相方(あいかた)」の存在が必要です。もちろんジャシュア先生のような外国人講師が相手になるのがベストでしょう。しかし、これからは、グローバル・イングリッシュの時代です。グローバル・イングリッシュとは、英語でコミュニケーションが取れる・自分の意見を明快に述べることができる・相手の意見を聞き取り理解することできる、ということが重要であり、必ずしもネイティブ(英語を母語とする人達)の発音の英語でなくても良いとされています。

だから、お母さまが、お子さまの英語によるコミュニケーションの相手であっても、ちっとも問題はないのです。お母さまもまた、ジャシュア先生のビデオを見て、お子さまといっしょに発音を磨けば良いのです。そうすれば、お二人がグローバルイングリッシュの学習を共有できるのです。このような、お子さまとの片言の英会話を楽しみながら親子のふれ合いを持てば、英語学習から広がり、より大きな恩恵がお子さまにあると思いませんか?

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それでは、英語を読んだり、書いたりする能力が育たないではないか、と言われそうですね・・。中学入試はどうなったの?と言われるかもしれません(笑)。実は良い教材があります。オクト・アンド・カンパニー株式会社出版のミラクルメソッド英単語1200です。この本は、英語の発音と文字を結びつけてくれる教材です。英語を聞けば、文字が書ける、文字を見れば読んだり発音したり出来るようになる教材です。値段は高いですが、英検3級を目指す小学生のお子さまには、理想的な単語数となっています。この本に限らず、フォニックスと呼ばれている「文字と発音のルール」を学べば、耳から聞いた英語が文字で表現でき、文字を見れば読んだり発音したり出来るようになります。

会話で覚えた、すなわち耳から覚えた英語を、フォニックスを使って文字としても習得する。これこそ、実は、英語を母語とする子供たちの勉強方法なのです。

ガリガリとお子さまにペーパーワーク(紙の勉強)をさせず、本物の「語学」の勉強を、親子の暖かな交流の中でさせてあげては如何でしょうか? ジャシュアの本棚の動画を一本選び、そのビデオを、毎日、親子で見ながら後(あと)について言いう練習を一週間続けます。翌週は別のビデオで、同様の学習をします。ほんの5分程度の学習ですが、毎日、あるいは1日おきでもこの学習を続ければ、1年後には大きな成果になっていること間違いなしです!